当社が「ACFS 2025」にて、自立型シニア向け住宅に居住するご高齢者の身体機能特性に関する研究を発表しました
お知らせ
当社は、2025年10月17日~18日に台湾・高雄で開催された
11th Asian Conference for Frailty and Sarcopenia(ACFS 2025)において、
自立型シニア向け住宅に居住するご高齢者の身体機能特性に関する研究を発表いたしました。 ![]()
研究テーマは
"Characteristics of physical functioning of very old adults (aged ≥90 years) living in independent senior housing in Japan"
(「日本の自立型高齢者住宅に居住する超高齢者(90歳以上)の身体機能の特性」)です。
本研究では、当社が運営するシニア向け住宅「グランクレール」シリーズにおいて収集した体力測定データをもとに、
90歳を超えても自立した生活を送るご入居者の身体的特徴を分析しました。
特に「自分の足で歩き続ける力」に着目し、年齢を重ねても自立した生活を維持するための身体的要因を明らかにすることを目的としています。
「75~79歳」「80~84歳」「85~89歳」「90~94歳」「95歳以上」の5つの群に分けて比較した結果、
年齢の上昇に伴い、身体機能の低下がみられましたが、
90歳以上でも補助具を使用せず自立歩行されている方の40%以上が、サルコペニア/フレイルの普通歩行速度の基準値を上回っていました。
また、基準値未満の方と比較すると、「握力」「最大歩行速度」「30秒椅子立ち上がりテスト」の結果も良好であることが示されました。
これらの知見は、今後の介護予防や高齢者支援の取り組みに活かされることが期待されます。![]()
▲ACFS 2025で研究発表する当社運営推進部 堺(左)・大野(右)
学校法人順天堂と東急不動産株式会社の包括的連携協定に基づき、双方が有する資源を有効に活用し、
相互の発展を通じて全世界に先駆けた超高齢社会の課題解決や健康寿命の延伸を目指し、研究活動を行ってまいります。